ホテル椿山荘東京 江戸風鈴 Edo wind chimes

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毎年この時期になるとホテル椿山荘東京の庭園に涼しげな音が聞こえるようになる。

 

2万坪の広い庭園に神田川沿いから入る冠木門をくぐって入る。
大きな大きなご神木を左手に見て、雲錦池の脇を抜けるあたりから心地よい江戸風鈴の音がしてくる。

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7月の中旬の暑さが厳しくなる時期にこんな涼しげな音をさせてくれるのは、とても良い気遣い。
好きだなこうゆうのは。お散歩途中に通り抜けるだけもかしれない人達にも涼を届けようとする心根がこのホテルの基本になることを感じさせる。

こんな気遣いをされると散歩の途中でもつい、真っすぐに木立を抜けて「古香井」(ここうせい)水車を抜けて、幽翠池を見ながらついなだらかな坂を上ってホテル入っていまう。
そうするとやっぱり、お茶の一杯でも飲んでいこうかななどと思ってしまう。

確認したら、今年は江戸風鈴はやらないようで、ちょっと残念。

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そうそう、江戸風鈴の小道には思い出がある。
風鈴の音を聞こうと冠木門をくぐったあたりでバラバラバラっと音を立ててにわか雨。
木立を抜けてすぐホテルだけどこれは結構濡れるなそんな思いで歩いていたら、前から来た若い人が「どうぞこれをお使いください」と自分がさしていた傘を差しだしていた。
ホテルのスタッフだとわかったが「あなたもこれから出かけるのに必要でしょ?」と言ったが「大丈夫です。冠木門に傘が置いてあると思いますから」と傘を手渡してくれた。
そのままそのスタッフは冠木門へ小走り。

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ま、素直に受け取って濡れずにホテルに着いたのだけれで、すれ違いざまとっさに「どうぞこれをお使いください」ってなかなか差し出せないよなぁ。あ、っと思ってもすぐには言葉が出てこないのが普通だし、ましてや押し付けがましくなく傘をすっと差し出し、上手に手渡す。出来そうだけど、とっさにできないほうが普通。色々なシチュエーションでホテルを使ってきたけれど、こうゆうさりげない普通のことができるスタッフは少ない。でも、こうしたことが素直にすっとできるスタッフが多いホテルは本当に居心地がいい。
ホテル椿山荘東京 一休宿泊予約
フォーシーズンズと椿山荘がボタンがが掛け違ってしまい20年間の提携を解消してしまったが、その間に培われた心地よくゲストをもてなすホテルの良さはまだまだ残っている。
出来ればこのまま良い部分を続けて、+α日本的なきめ細かさをコメ細かさをさらに磨いてほしいなぁ。

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