シャトーレストラン ジョエル・ロブション

二つ星
この記事は約6分で読めます。

hotelstylemagazineでは基本的にはホテルに関する記事を掲載していますが、ガストロノミーの世界で気になる記事があれば掲載します。

シャトーレストラン ジョエル・ロブション
大きな変更がこの2ヶ月あまりの間に2件あったので、記事にしてみました。

一つは10月に発表されましたが、ガストロノミー “ジョエル・ロブション” ジョエル・ロブション サロン(個室) ラ ターブル ドゥ ジョエル・ロブションの営業時間の変更です。

2017.10.20
営業時間変更に関するご案内
変更日 : 2017年11月1日より
該当店舗 :  ガストロノミー ジョエル・ロブション
ジョエル・ロブション サロン(個室)
ラ ターブル ドゥ ジョエル・ロブション
変更内容 : ランチ営業は土曜、日曜、祝日のみの営業となります。
*2017年11月・12月は平日ランチ営業を行う日程もございます

ガストロノミー ジョエル・ロブション 一休予約  ミシュラン東京2018 三つ星

ラ ターブル ドゥ ジョエル・ロブション 一休予約 ミシュラン東京2018 ニつ星
こんなお知らせが公式HPに載りました。噂としては以前からあったのですが、大きな変更です。何もなくこうした大きな変更がされるわけもなく当然理由は有ります。「スタッフの環境をより良くするために就労時間の見直しを目的として、営業時間の変更を行います。」この一文がすべてを物語っています。当局の査察なりなんなりが入った、との話は聞こえてきていたのでそれが原因でしょう。ランチ営業、ディナー営業とシフトで勤務したとしても、結果的にどちらにもそれなりの人数が必要になります。人件費を考えればロブションのクオリティを保つためとは言え、昼チーム夜チームの2チームの人数はかけられませんので、今まではそれなりに残業がされ、その残業時間がけっこうな時間数だったということなんでしょうね。で、あれこれ検討した結果ランチ営業は土日だに変更がされたということですね。
ま、正直な感想を言えば、平日ランチ営業が無くなるのは残念。ランチとは言えロブションクオリティで比較的リーズナブルに美味しい食事が出来てましたからねぇ。ディナーだとちょっと調子に乗ってワインを頼むと二人で10万円超えですから、ちょっと痛い 笑

そして、そのことと関係があるのかないのかは謎ですが、総料理長だったAlain Verzeroli(アラン・ヴェルゼロリ)氏が急遽10月末で退職しNYに移住されました。アラン シェフは99年から「レストラン タイユヴァン ロブション」(東京・恵比寿)にてディレクテゥール デ キュイジーヌに、2004年12月からは「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」(東京・恵比寿)のディレクテゥール デ キュイジーヌに就任と現在までの日本におけるロブションの屋台の骨を背負ってきたシェフでした。普通このクラスのシェフが移動もしくは転職する際は移動、転職する先が決まっているのが通常ですが、アラン シェフは奥様の栄転に同行したようでかなり急な退職だったようです。
それでも、ロブションには人材がたくさんいるのですねぇ。シンガポールのロブションからかなりの腕っこきのシェフが着任されたようで、楽しみです。考えてみれば、ラ ターブル ドゥ ジョエル・ロブションの朝比奈シェフも退職されて、よき時期にご自分の店を持たれるようだし日本におけるロブションも新しい時代に入ったようですね。

以下は日本のロブション公式HPからの転載ですが、公式見解とは言えロブション氏が「2014年、私は彼をシンガポールの私のレストランのエグゼクティブ・シェフに任命しました。私のこの判断は正しかったと思っています」と言っているくらいなので、大いに期待できるシェフだと思います。

2017.12.1
ディレクトゥール・キュイジーヌ就任のご案内

「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」のディレクトゥール・キュイジーヌ(総料理長)として、ミカエル ミカエリディス(Michaël Michaelidis)が、2017年11月に就任したことをお知らせいたします。ミカエルはシャトーレストラン ジョエル・ロブションをはじめ、日本国内で展開するロブショングループのレストラン、及びブランジュリー、パティスリー、カフェ全店舗で提供される全てのメニューを各店スタッフと共に創り上げます。
世界各国のレストランで経験を積み、ジョエル・ロブション氏の絶大なる信用を得たミカエルが贈る、ジョエル・ロブションでしか味わえない唯一の料理、空間、時間を是非ともお楽しみください。
【ジョエル・ロブション氏よりディレクトゥール・キュイジーヌ ミカエルの紹介】

ミカエルは南仏コートダジュールのカンヌで生まれ、4つの言語(フランス語、英語、ギリシャ語、オランダ語)を自由に操り、特に自分の生まれ故郷周辺のグランド・メゾンで多くの経験を積みました。2012年に香港のラトリエ ド ジョエル・ロブションの一員として私のスタッフに加わりました。
彼の才能、その順応性や習得の能力は素晴らしく、2014年、私は彼をシンガポールの私のレストランのエグゼクティブ・シェフに任命しました。私のこの判断は正しかったと思っています、何故ならば2016年、私の監督の下、彼は見事に合計5つのミシュランの星を得ることに成功してくれたからです。
今日、ミカエルが私の料理のDNAを引き継ぐ最高のスタッフの一人であると、何の躊躇もせずに言うことができます。
そして、私は彼が日本の私のレストランに必ずや「新しい風」をもたらしてくれると信じています。

【ディレクトゥール・キュイジーヌ ミカエルよりご挨拶】
この度、日本のジョエル・ロブションのチームに加われたことを、大変光栄に受け留めています。
私にとって日本という国は、素材のクオリティーの高さに加え、特に人々が仕事に取り組む姿勢が非常に真摯という面において、兼ねてから、計り知れない魅力を感じてきました。
このような日本の卓越した文化を吸収し、チーム ロブションのクオリティーを更に昇華させることが、私にとっての一番の目標です。
皆様にお目にかかれることを楽しみにしています。

【ミカエル ミカエリディス】
ディレクトゥール・キュイジーヌ(総料理長)
1982年、フランスのカンヌ生まれ。ミカエルの叔母がオランダでファインダイニングレストランを経営していたとことに影響を受け、料理の世界に情熱を抱くようになる。何年にもわたり、世界各国の著名なレストランで経験を積んだ後、2012年にMOF(フランス国家最高職人)の称号を持つジョエル・ロブション氏のチームに加わり、香港のラトリエ ドゥ ジョエル・ロブションのシェフに就任。同店では、オープンキッチンでお客様とのコミュニケーションを楽しみ、ゲストの目に触れる場所で料理を完璧に仕上げるとことにやりがいを見出した。香港で2年を過ごした後、シンガポールに移り、ジョエル・ロブション レストラン、ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブションのエグゼクティブシェフを務め手腕を発揮し、シンガポール初となるミシュランガイド2016年にて、ジョエル・ロブション レストランが三つ星、ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブションが二つ星を獲得した。翌年も同評価を得られたことで、シンガポールで唯一の最高評価三つ星レストランとして注目を浴び、ミカエルの実力が認められることとなった。
受賞歴
2017年ミシュランガイドシンガポール 三つ星と二つ星
2016年ミシュランガイドシンガポール 三つ星と二つ星
2016年 ワールドグルメサミット  レストラン部門 最優秀賞
フォーブストラベルガイド(旅行ガイド) 五つ星

ガストロノミー ジョエル・ロブション 一休予約

ラ ターブル ドゥ ジョエル・ロブション 一休予約

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました